ファユムの霊長類とアフリカの類人猿森林
古第三紀 — 66 — 23 Ma

ファユムの霊長類とアフリカの類人猿森林

熱帯
約340万〜300万年前、現在のエジプト・ファイユーム地域には、湿った河畔林が沼沢地を縁どる温室的な熱帯景観が広がっていました。画面には、つやのある滴下葉をつけた高さ約40mの常緑広葉樹とつる植物の林冠を、ネコほどの大きさの初期真猿類アピディウム(Apidium)や、より頑丈な初期狭鼻猿エジプトピテクス(Aegyptopithecus)が敏捷に移動する姿が見え、足もとの浅い水辺では、原始的な長鼻類モエリテリウム(Moeritherium)がアシの間にたたずみます。これらの化石は、ファイユーム層群の河川〜沿岸湿地堆積物から知られ、サルや類人猿、さらにはゾウの祖先たちが、まだ深い森とぬかるむ氾濫原の世界で進化していた時代を鮮やかに物語っています。

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