氷の釜を形成するアイスランドの氷河下火山噴火
氷河時代 — 2.6 — 0.01 Ma

氷の釜を形成するアイスランドの氷河下火山噴火

更新世後期、およそ数万年前のアイスランドでは、数百メートルもの氷床の下で玄武岩質の割れ目噴火が起こり、表面には蒸気を噴き上げる陥没した氷の釜と、黒いガラス質の破砕岩からなるハイアロクラスタイトの尾根が形成されました。画面には、灰で煤けた雪、枕状溶岩をまじえる不安定な火山砕屑物、そして氷河末端から砂原へ激しくあふれ出す氷河湖決壊洪水ヨークルフロイプが、氷塊や巨礫を運びながら灰色の濁流となって広がる様子が見えます。こうした氷河下火山活動は、後にトゥヤや卓状火山を生み出すアイスランド特有の景観をつくり、氷と火が同時に大地を彫り変える氷期の地球の劇的な力を物語っています。

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