セノマニアン期アフリカ沿岸デルタで採餌するパラリティタン
白亜紀 — 145 — 66 Ma

セノマニアン期アフリカ沿岸デルタで採餌するパラリティタン

赤道帯
約950万年前、白亜紀後期セノマニアン期の北アフリカ沿岸低地では、全長25〜26メートルに達する巨大なティタノサウルス類パラリティタン(Paralititan stromeri)の群れが、ぬかるんだ分流路やシダの茂み、初期の被子植物の低木林のあいだをゆっくりと採食しながら進んでいました。上空には翼開長4〜5メートルほどのアンハングエラ類に似た翼竜が湿った季節風の空を旋回し、遠くにはテチス海南縁のデルタと汽水の潟が広がります。こうした環境は、温暖な温室地球だった白亜紀赤道帯に発達したモンスーン性の氾濫原で、泥質のチャネル、鉄に富むシルト、腐植質の湿地堆積物が、この巨大草食恐竜たちの暮らした海辺の湿地世界を今に伝えています。

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